池波正太郎 『鬼平犯科帳 7』

どんどん読み進んでしまいます。 鬼平の息子、辰蔵が活躍する。盗賊の片棒を担ぎそうになったエピソードを披露する、どれもストーリが奥深い。 当時の江戸には人情がさまざまな形で生きている、と書いている。いまよりも時間がゆっくりと刻まれていたし、人と人が会うのがそれほど広くなかったこと、覚えておかなければならない規則・雑事の類いがいまほど煩瑣でなかったこと、読みたい書物、観たい映画や舞台やテレビ、聴きたい音楽やうわさ話が少なかったこと。200年以上も前の時代。

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